(NFL)京都レッツラーン大学校 設立準備
(NFL) The Kyoto School of Professional Learning
                   (Preparation for establishment)
                   (NFL=Non-Formal Learning)
                                                       

 
NPO法人学習開発研究所
 

日誌

スタッフ ブログ
12
2012/11/19

「学習支援情報」ページについて

Tweet ThisSend to Facebook | by:三輪
 「学習支援情報」ページに、
   技術者の皆さんに役立つ学習支援 リンクリスト
を追加しています。

 これからも、リンクの内容を充実していきますので、ぜひご覧ください。

 本日はフランス、イギリスの情報などを追加しました。

 また、このページをご覧いただいた方で、「こんなページがありますよ」という情報がございましたら、「お問い合わせ」ページに掲載されているメールアドレス宛てにご連絡ください。

 ご協力をよろしくお願いいたします。

20:40 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 報告事項
2012/11/01

世界のこぼれ話から ~執事という職業~

Tweet ThisSend to Facebook | by:hidaka
「需要が非常に高く、不況知らずの業界。」
というと、みなさんはどのような業界を思いつくでしょうか。

突然ですが、ロイターで「執事」の需要がとても高いのだという記事が掲載されていました。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE89U05220121031

記事によれば、ロンドンの人材会社「BESPOKE BUREAU」には執事(バトラー)養成コースなるものがあり、「裕福な家庭などに仕える際に必要な作法や判断の仕方のほか、シャンパンの注ぎ方、アイロンのかけ方、フラワーアレンジメントなどのスキルを学ぶことができる。」そうで、週末だけの2日間入門コースから5週間のコースまであるそうです。

いくら不況知らずとはいえ、私の周りではあまり「職業は執事です」というのは聞いたことがないのですが、中国・ロシア・中東の新興国での需要は高まっているそうです。

日本には「執事カフェ」なるものがあるらしいということくらいしか知らなかったのですが…記事は疑似体験ではなく、本格的な職業としての執事についてです。

そこで、BESPOKE BUREAUのホームページをのぞいてみました。
http://www.bespokebureau.com/butler-training.aspx
確かに、ニュースの欄に中国に関する話題がちらほらあるところからも、中国市場の影響力を感じます。中国・中東・南アメリカに焦点を当てていると書いてあります。

そして、トレーニング場所も、学校校舎に通うスタイルではなく、例えばロンドンの一流ホテルであったり、郊外の侯爵の邸宅であったり、海外でも(ツーリストに人気のあるスポット)受けることができるとのこと。
ちなみに執事養成レベル1,2,3,4とあり、モジュールあたり500ポンド(64,500円くらい)。週末はプラス料金あり。だそうです。会社のニーズに合わせてアレンジも可とのこと。

さらに気になったので、日本で執事の求人はあるのか簡単に調べてみました。
―ありました。「日本バトラー&コンシェルジュ」という会社があるそうです。

興味深かったのは「優遇される経験、資格など」の項目
・宮内庁(侍従職・東宮職・式部職)勤務経験者
・海外王室などでのバトラー経験者
・Les Clefsd'Or 会員資格保持者
・企業での社長室で10年以上の勤務経験者
・キャビンアテンダント、ラグジュアリーホテルでの勤務経験者
・名門幼稚園、小学校受験経験者、また幼児教育関係の職業に従事していた方
とあることです。
 これだけの経験があれば、執事以外でも充分やっていけそうですが。

そして応募条件として必ずと言っていいほどでてくるこの項目
「高いコミュニケーション能力と問題解決能力を有する者」
もありました。

ロイターBESPOKE BUREAUの記事にも講師を務める執事歴30年のジョージさんの話として
「雇い主との間に信頼関係を気付くのが大事だと指摘。またこれまでにプライベートな瞬間に居合わせることが何度もあったが、何時その場を立ち去るべきか知ることが大事だと述べた。」とあります。

やはり、知識だけでなくコミュニケーションをどうとるか、経験も積みながら学ぶことは大切ですね。

13:30 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2012/10/22

“私ごと”で考える

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第3回 非大学型高等教育KSPLを考える会を開催しました。

 

今回は、いつものアナログ技術者の育成プログラムの内容の話から入るのではなく、
働くことのモチベーションというちょっと外した視点からはじめて事例紹介をしました。


働くことのモチベーションを
・人の役に立つ
・自分が成長したい
の2つと仮定して、モチベーションを維持するためにはまず自分の能力を知り、頑張ることとし、その後、「頑張って誰かに認めてもらえた事例①」から、インドの“裸足の工科大学”こと
「ベアフット・カレッジ」
http://csr-magazine.com/2012/01/01/analysts-barefoot/
の話。

「頑張ったけれど誰にも認めてもらえない、でも自分で自分を認めて頑張る事例②」を私の実際の再就職活動体験を紹介しました。

なぜ今回このような話から始めたかというと、考える会に来ていただいた参加者さんには
わたしたちKSPLが、どうしてアナログ技術者向けのプログラムを創っているのか、そもそものお話をもう一度聞いていただき、事例紹介から生涯職能学習社会を構築していくための課題を意識した上で、KSPLのもつ学習のしくみや活用法について参加者目線からも“こうやってみたらどうだろう?”を考えていただけたらと思ったからです。


引き続いて事務局長の堀出から、「KSPLでの学習がどのようなものだったら学びたいと思いますか?そもそもこのような学び場は必要でしょうか?必要ないでしょうか?」という問いから、各々が考える“京都モデル”のような学び場の提案をお願いしました。
 

ある参加者さんからは“Goal=遠い・目指すもの”と“Objectives=近い・実現するもの”という視点から読書会の例をだして、「興味がある人は一緒にやりませんか?」というゆるやかな学び場の提案などがありました。
その他にも、昨年の「電気回路基礎」で行った遠隔地と同期して行う学習形態についての意見や、個人で学ぶか仲間と学ぶか、それぞれのスタイルの違いや効果など様々な意見が出ました。

話はどんどんどんどん膨らんでいき…地域社会の活性化を計るプログラムの重要性というあたりで時間となりました。
堀出曰く「時間内に“これ”という答えはでなくても参加者が一緒に考えることから始めるのがこの場」ということでチェックアウト。


次回の考える会は11月17日(土)14:00~です。
ご参加お待ちしております!

16:45 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2012/10/09

第2回京都レッツラーン大学校を考える会 実施報告

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「非大学型高等教育 京都レッツラーン大学校(KSPL)を考える会」の第2回目が922日に開催しました。企業のプロジェクトマネージャー、自営業、行政職員、学生といった所属先が異なる多様な方々にご参加いただき、京都レッツラーン大学校が提案する学習プログラムや学び方について意見交換しました。

  

今回は、昨年までに京都レッツラーン大学校がおこなってきた“アナログ技術者支援プログラム”の試行講座「電気回路基礎」「CMOSアナログ回路(1)」「同(2)」の参加経験者に、講座を通してどのような学びや気づきがあったのかを中心にお話していただき、一緒に活動をふりかえました。


また、会の後半では、試行講座の参加者が講座終了後に自主的に企業の社内研修や大学のゼミ活動で、協働学習の要素を取り入れた学習プログラムを企画された実践の経過報告もご紹介いただきました。


  


            

以下、この会の様子をNPO法人学習開発研究所(ILD)ホームページ上のブログでも紹介しています。
ILDホームページ内プログ:「新しい高等教育」は失敗から学ぶ?




 


12:29 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2012/10/08

ご寄附のお願いページ

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 ご寄附のお願い ページを新設しました。

当該ページにもありますとおり、ご寄附専用の口座に
 一口 500円で口座に何口でも
お申込みいただけます。

  ご寄附いただいた方に、見本PDFファイル(見本PDFファイルは配布自由です)の全文版を感謝のしるしとしてダウンロードする方法をご連絡いたします。

 みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。

14:15 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 報告事項
2012/09/25

非大学型高等教育・レッツラーン大学校を考える会

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「京都レッツラーン大学校とは結局、何をしているところですか?」
と聞かれることがあります。

私たちの活動のきっかけは、このホームページの「ミッション」をご覧になっていただければ少しはお伝えできるかな…とは思いますが、ミッションを理解するための前提知識(歴史的な背景や現状について)も多少必要ということもあり、私たちの活動について初めて聞く方々にも分かりやすく簡潔な言葉で伝えるのにどうしたものか…未だに悩んでおります。
(そしてこのプロジェクトが動き始めた2009年に想定していた事も、3年経った今では少しずつ変化してきました。
軸はぶらさずとも、社会の変動にあわせて走りながら進路の調整をしている状態とでもいいましょうか…)

私自身、1年半前にこのプロジェクトに関わり始めた頃は京都レッツラーン大学校の構想や展望が「何となくわかるけど何となくわからない」という状態でしたが、スタッフ間の話し合いやご協力いただいた方々との話、代表の話や論文を読んでいくうちに、「こういうことなのか」と理解し始めたのがやっと最近です。

以下は私がこの活動を通じてよく触れたキーワードです
「非大学型高等教育」
「変動社会」
「教育費の高騰」
「知識基盤社会」
「セーフティーネット」
「“教える”から“学ぶ”へ」
「アナログ技術者育成」

このキーワードを読んでみて、…何となくこういう活動をしているのかな?とうっすら見えるけれど、でも結局それって詳しくはどういうことなのかな?という状態になりませんか。



“教育”や“アナログ技術”とか、自分にはあまり関係ないかも…と思われるかもしれませんが、それらを取り巻く環境・社会は私たちの生活ともどこかでつながっています。
だから「自分とは無関係・自分の生活には影響がない」とは言いきれないのではないでしょうか。
例えば、学ぶ側から言えば…
学ぶ意欲があっても経済的な事情等で学習機会がなかなか得にくい人にも、社会的に質保障された学ぶ場を提供すれば、その学びがまわりまわって社会へ還元されていきます。

学びを提供する側からいえば…
個人や組織が持っている知識や経験や場所を提供することで、社会に貢献することができます。
というふうに―よりよいこれからをつくっていくためには、いろんなひとの小さな力がますます必要となる気がします。

「自分は森羅万象とつながっている=みんなどこかでつながっている」
何だか手塚治虫の「ブッダ」で(例えが古いですが…永遠の名作なので)、ブッダが悟りを開いた瞬間の想いみたいになっていますが…(笑)
そんな京都レッツラーン大学校の構想や実践のあれこれについて(「あれこれ」って便利な言葉ですね)いろんな方々と意見や情報交換をしてみませんか、という「レッツラーン大学校を考える会」の第2回目を9月22日に開きました。

詳細はつづく…!

11:47 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2012/09/12

実験中です

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KSPLで開催予定の新講座「電子回路講座」の教材作りを現在進めています。

今までに
・電気回路基礎講座
・CMOSアナログ回路講座(1)(2)
をやってきて、より充実した講座にするには…と考えたのが
この新講座です。
電気回路基礎からいきなりCMOSを学ぶのは少し難しかったようで、
電気回路→電子回路→CMOSとすることで学習内容の流れもよくなりました。


今回行ったのは電子回路講座の実験の部分です。
学習サポーターが考えた回路を、実際に組んでみて実験が上手くいくかを検証します。
 
 回路図をみて、実際に組んでみます…

 
 初めて使うタイプのオシロスコープの使い方を習得するのに少し苦戦しましたが、
 ああだこうだ試行錯誤しながら実験を進めました。

昨年までの講座の中で参加者の方が仰っていた
「理論上うまくいくと思っても、実際にやってみるとなかなかうまくいかない。」
ということを大いに実感する時間となりました。(つまり、実験がなかなか予定通りいかずに終電の時間が来てしまい…仕切り直しになってしまいました)

また、どの道具がどこにあって何が足りないか・必要かを事前にきちんとチェックしておくことは必須ですね。

最後になりましたが今回、この実験に使用するオシロスコープ(高価!)を貸してくださったのは、前回までの
電気回路基礎講座・CMOSアナログ回路講座に参加してくださった企業の社長さんです。
講座が終わっても、いろんなかたちで私たちの活動にご協力いただいていることを嬉しく思います。ありがとうございます。

13:41 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2012/08/25

新しい学び場~対話型オープンセミナー

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HPでもお知らせしていました
対話型オープンセミナー「facebookの設計思想に迫る3時間」
を開催しました。

これは「協働学習スタイルであなたのFacebookページの発信力を強める実践講座」のプレイベントとして開催したものです。

金曜日の夜でしたが、facebookの可能性に期待する(?)経営者の方、企業さんや教員の方々に参加いただき、講師のイヌイコウジさんと共にチーム学習形式でセミナーを進めていきました。

まずは自己紹介をした後で、チームに分かれて名刺サイズの紙を使ってペーパータワーつくりに挑戦しました。
ちなみにタワーの高さではなく「美しさ」を競うものです。

早速チーム内では
「美しさって…どんなの?」
という声が聞こえてきます。改めて問われると難しいですよね。

 

概念のすり合わせをしつつ、制限時間(7分間)以内にタワーを完成させ、審査を担当するイヌイさんに向けて、自分たちのつくったタワーがいかに「美しい」かをプレゼンします。

勝ったのはこちらのチームの作品です。
 審査委員イヌイさんによれば、勝利のポイントは、「美しさ+(紙を無駄に折り曲げていないため)リサイクル可能な紙の数が多い」ところでした。

     ********************

セミナーでは、まずfacebookの特徴を表す映像を2回ずつみんなで視聴して、そこから何を読み取ったか、感じたかをチームごとにシェアして、さらにイヌイさんから詳しく説明がありました。

実際に様々な企業や行政、個人のfacebookページを紹介しながら、相手の期待感を引き出す方法や、何気ない写真の中に隠された仕掛け人側の意図など、「なるほど、そういうやり方があるなぁ」と思わずにはいられないヒントがたくさんありました。

「大きな企業だからあんなにきれいにページがデザイン設計されているんだ」
というのではなく、自分でもうまくツールを使いこなせばプロ並みに本格的なページを簡単に作れるものなのだなと参加者の方も「早速やってみよう」と思われたようです。


続いてのワーク「アナログfacebook」では、紙上で自分のfacebookページをつくってチーム間で紹介し合った後に、「タイムラインってなに?」というところから、その活用法まで事例を紹介しながらお話がありました。

みなさんたくさんメモをとっておられました。
今まではほとんど使っていなかったというfacebookページを、このセミナー後に発信ツールとしても活用しはじめた参加者さんもいらっしゃいました。


私も今回初めて知った“タイムライン・ムービー”http://www.facebook.com/about/timelineは、自分のタイムラインの紹介を動画にしてくれるアプリです。
写真を読み込んでいるときのコメントも「写真をとりこんでいます」ではなく、ちょっとほんわかするようなコメントがいくつか出てきますので注目してご覧になってみてください。
写真をたくさんアップされている方はぜひお試しください。

 

9月からは4回シリーズで引き続きイヌイコウジさんを講師にお迎えして「協働学習スタイルであなたのFacebookページの発信力を強める実践講座」が始まります。

せっかくだからみんなでワイワイしながら学び合い、ついでに自分の活動も知ってもらい“いいね!”ももらっちゃおう。という方もお気軽にご参加ください!
単発での参加も受け付けております。
講座案内.pdf

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2012/07/14

10月開講予定の講座(アナログ回路)準備の様子

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10月開講を予定しているアナログ回路を取り上げる職能講座の
打ち合わせを学習サポーターさんと進めています。

講座のねらいとして、

・回路シミュレーションの使い方を習得する
・簡単なアナログ回路を自分で設計できるようになる

2点、柱をつくったものの…
1つのゴールをオペアンプの設計とその実回路化にすると
一体、だれを対象とした講座になるのか…沈黙

1番講座を受けて喜んでもらいたいのは京都や近隣地域の中小企業の技術者さん。
中小企業の現場ではアナログ回路技術者はすでに製品化されている
オペアンプとなにかで回路を組んで商品化すると思うから、講座のねらいを見直さな
あかんねと次回の打ち合わせまで宿題ができました。

アナログ回路が電気・電子機器製造のどんな問題に有効なのか、サポーターさんから
出た問題点は通信の高速化にアナログ回路の技術が役立つとのことでしたが、
講座のはじめに参加者の方がその学ぶ意味を自分ごとにしてもらった上で
具体的な知識を学び、技術を習得できるような講座にしていきたと考えています。

ブログを読んで頂いた皆さんの中でアナログ回路にお詳しい方は、
どんなことをアナログ回路講座に取り入れれば中小企業の技術者の
方は喜んでもらえるのかご意見を頂ければ幸いです。よろしくお願いします。


00:48 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2012/07/08

世帯所得と教育費の問題

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厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、おととしの世帯の平均所得は530万円
あまりと平成で最も低い水準となり、「生活が苦しい」と感じている世帯が60%を超えて
いることがわかりました(NHKニュース)。

生活にかかる経費の中でどの項目が家計に重くのしかかっているのでしょうか。

次のグラフは1970年から2004年にかけての消費者物価指数の推移です。
「教育」の項目に注目して下さい。他の項目と比較して顕著に高い水準にあります。



「教育費」の高騰が出産・子育ての意識を抑制する一つの要因とも考えられます。
高等学校が無償化されたなか、高等教育にかかるお金に注目すると、大卒者
でも就職が困難な時代になっているなかで、生活が苦しい世帯の子どもたちは
高いレベルの教育機会を得られにくい状況が生まれているいえます。

次のグラフはOECD調査で、縦軸が各国の国公立大学の授業料(米ドル換算)、
横軸が奨学金などを受けている学生の割合を国ごとにプロットしたものです。
大きく三つの立場に分類することができます。

A:日本型   大学の授業料は高い 奨学金などを受けている学生の割合が低い
B:アメリカ型 大学の授業は高い 奨学金などを受けている学生の割合が高い
C:ヨーロッパ型 大学の授業料は安い 奨学金などを受けている学生の割合は低い



これから日本はAにとどまるのか、BやCの方向にシフトチェンジするのか、
どちらの道を選択するのでしょうか。

奨学金の返済が若者の重い負担になっています。卒業後、上手く就職できれば
こつこつ返済できますが、逆の場合はどうでしょうか。
今後、高等教育機関においてますます変動が激しい経済状況を生き抜ける職業能力を
身に付けることが求められるでしょう。
そこで、OECDでは学問・研究よりも職業教育や訓練を重視する非大学型の高等教育
のあり方が注目されています。

京都レッツラーン大学校ではノンフォーマルな教育(制度化されておらず、国から
財政上の支援を受けていない)における非大学型の高等教育機関をめざしています。
特に教育にかかるコストを抑えるため、情報通信技術の活用、すでに市販されている
教材の有効利用、中小企業のニーズ調査や厚生労働省の職業能力評価基準などを
参考にした学習プログラムの作成を進めています。

今週の7月14日(土)から月1回のペースで「レッツラーン大学校を考える会」を開催します。
もうひとつの高等教育機関の在り方をみなさんと一緒に考えていければ幸いです。
これまで3年間の京都府委託事業の成果を活かして、今後どのように学び場を
継続していくのか、参加者のみなさんと一緒に考えて頂ければ幸いです。


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