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CMOSアナログ回路(1)-2012 >> 記事詳細

2012/02/25

MOSFETと基本増幅回路  本日は議論白熱

Tweet ThisSend to Facebook | by:hidaka
京都は朝から冷たい雨です。

そのような中、本日はこの講座に興味を持たれたて舞鶴から見学者がいらっしゃいました。
どうもありがとうございます。

本日は全員出席で社会人3名、学生3名が2チームに分かれて学習スタートです。

【テーマ】知識の習得②
増幅回路を理解する 実効的な相互コンダクタンス Gm 各種増幅回路
出入力抵抗の求め方 カスコード増幅回路

【学習目標】
・ソース接地、定電流負荷回路の動作点の設定、小信号入力における増幅の原理を理解する。
・真性利得gmr。を認識する。
・抵抗負荷RLを接続したソース設置増幅回路の動作を理解する。
・ソース接地増幅回路で動作点の設定、すなわちバイアスの加え方の重要性を理解する。


チーム内での役割分担を決めた後は、セットアップ(20分)です。

ビジネスニュース「アナログIC大手のIntersilは10分野に注力、『研究開発投資の80%を集中』」(EE TIMES JAPAN)の記事を音読係が読み上げ、今後注目される製品10分野について、自分が興味のある分野を紹介し合いました。
 

<挙げられている10の製品分野>
①デジタル電源用制御IC
②デジタル電源モジュール
③ピコプロジェクタ用チップセット
④車載システム用IC
⑤アクティブケーブル用IC
⑥DC-DCコンバータ用IC
⑦光学センサー
⑧オーディオ用IC
⑨PC向け電源管理IC
⑩監視カメラ用IC

実践経験と製品知識の豊富な社会人の方が、それぞれの製品について詳しく解説されていて学生さんが質問をはさみながら学び合うかたちになっていたようです。
       

講義ビデオの復習(60分)

前回までは、役割分担があいまいになり、ついついスタッフが介入しすぎていた感じがしたので、今日は、講座の初めに学習プロデューサから参加者の皆さんに向けて‘チーム内で役割分担をしっかりと意識して学び合う’旨の提案がされました。そのため今日はタイムキーパー係も機能していたようです。
    
                           
ビデオの復習が終わったら、確認問題に挑戦して、チームメンバーで解答し共有します。
以下が本日の確認問題と解答です。
CMOS1確認テスト‐第1章4‐7確認テスト.ppt



 
確認問題を解きながら気になるところを、復習で使ったスライド資料をもう一度見直すことで確認しています。


問題を解いたらホワイトボードを使って解答を共有します。
解説役の学生さんが「こう解いたのですが、隣のチームの(ホワイトボードの解答)を見ると、これと違う…笑」
と言うと、同じチームの参加者が解説をかぶせてく一コマもありました。
  
解法はひとつだけではないことに気が付くのも、チームで学ぶ面白さですね。

  

ひとつの問題を、チームメンバーでじっくりと解いているようでした。


話は変わりますが、今日の教材には、いくつかミスプリや間違いが数か所ありました。

模範解答にも間違いがありましたが、参加者はそこをただ単に「間違っている」と言うだけでなく

「なぜ、そのような書き方になったのか?」

という議論もはじまりました。

 



そして参加者のみなさんが指摘されるときに、
「ここをこうやればもっといいと思う」
「こうしてみたら?」
と学習サポーターに意見を出されているのを聞いて、この講座は参加者が積極的にかかわることでどんどんよくなっていくんだなということを実感しています。

今日は時間内に解決しなかった問いもありますので、学習サポーターはもちろん、専門家の方にも問い合わせをして、来週にはお答えできるように手続き中です。


来週はもう3月ですね、少し暖かくなるでしょうか…。

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